uneyama記録

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報道についてのメモその2

検討会に関するものではないのですが気になる報道があったのでメモ
米国の2010食事ガイドラインに関連して

塩分減らし、果物や野菜を 米政府が食事指針 大人3人に2人が肥満で
2011.2.1

米国民はもっと減塩、菜食を−。米政府は31日、食習慣に関する新たなガイドライン「米国人のための食事指針」を発表、塩分摂取量を減らしたり、より多くの野菜や果物を食べたりすることを心掛けるよう国民に求めた。

(中略)
 指針は公立学校などでの給食の基準にもなる。肥満の因子とされる塩分を控えて野菜や果物を多く食べるほか、食事に占める野菜や果物を増やしたり、低脂肪か無脂肪の乳製品を選んだり、肉の代わりに魚介類を取ることなどを求めている。(共同)


「肥満大国」改善へ…米外食で健康メニュー続々
2011年2月6日14時55分 読売新聞

同省が5年おきに公表している「ダイエットの手引」も、今年は大幅に変更した。例えば、「成人の塩分摂取量は1日2300ミリ・グラム以下」としてきた従来の記載に、「51歳以上の人やアフリカ系米国人は1500ミリ・グラム以下」などと細分化した内容を加えた。(ニューヨーク 小谷野太郎、写真も)

ナトリウムは肥満の因子ではないでしょう。
ナトリウムと食塩相当量は数値が違ってくるので注意が必要です。
新しいガイドラインでは一般的な和食はナトリウムのせいで「健康的なメニュー」にはならないということが日本人にとっては重要なニュースだと思うのですが。

私は栄養成分検討会で「メディアには責任ある報道を」と主張したのです。そこで読売新聞の生活情報部の岡安記者がほんとうにその通りだと言っていたのですが。部局が違うとは言えなんとかならないものでしょうか。