uneyama記録

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第8回(最終回)検討会

7月20日の検討会で最終となりました。
案の微修正のあと最終報告書が公表されることになるでしょう。

第一回目の時はカメラも来ていたように思うのですが、最後はいなかったかな?メディアが想定していたのと違うので飽きたのでしょうか?
日本人にとって一番重要と考えられる栄養素としてナトリウムを一番上に持ってきた「画期的」な提案なのですが。

検討会のメンバーは、私は異分野なので初めてお目にかかる先生も多かったりしたのですが、個人的に坂本先生のご発言が印象に残っています。
議事録には

私の経験で、26年間4、5歳の子供から成人病検診をやってきましたけれども、それで一番悪いのは母親なんですね。それでその母親は、中学校で家庭科が終わったら高等学校では生活科学になりますので、授業で調理する機会がないんです、ほとんど。それで卒業して大学へ行きます。大学で、家政科へ行くなら別として、法学部、経済学部を出ていった人たちが今度は結婚します。お母さんと一緒に住んでいるというような人は少なくなりますので、子どもの育て方というよりも、夫婦の食生活自体からおかしくなってきて、自分は細い身細い身できたために、生まれてくる子供は2,500kg以下というのが、私がやっていた農村地帯でも10%いるというのがもう20年続いておりました。

としかないのですが、このときこの期間で生まれてくる赤ちゃんの体重が1kg減ったとおっしゃっておられたと思うのです。大体3500gから2500gという感じでしょうか。学校教育のせいというより、もっと広い意味で社会から受け取るメッセージみたいなものが若い女性に、とにかく痩せることを要請しているような感じです。
ある助産士さんから、特定の食事や自然出産とかにこだわる人たちの中には妊娠前後で10kg体重を落とすようなことがあるという話を聞きました。出産後ではなくて、妊娠する前の体重から、です。

坂本先生

男性は痩せさせなきゃいけないし、女性は太らせなきゃいけないんですよ。

肥満ばかりが問題だという風潮に違和感があったので、この道の第一人者の先生がこういう認識であるということが確認できたのでちょっと安心しました。